試験研究費の税額控除制度はどんな試験研究をすれば使える?
試験研究費の税額控除制度というものがあります。試験研究費の額に応じて、一定の割合で計算した金額を法人税額から控除することができる制度です。法人税の節税でよく出てくる減価償却費の特別償却などの制度は毎年計上する経費を前倒しで計上し、前倒しで計上した年度の法人税額を減らすことになりますが、償却額は全体では増える訳ではないので、前倒しで計上した翌年度からは計上額が増えてしまいます。一方でこの試験研究費の税額控除制度は、法人税額から特別に税額を控除するので、この制度を適用しても翌年からの税額が影響するわけでもありませんし、適用できるのであれば絶対に適用したい制度です。試験研究費の額の十二%を法人税額から控除できます。(上限の規定はあり。)しかし、試験研究というと、大企業で、研究所があって、新たな技術を研究して、発明する・・・というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。そのため、自分の会社には関係無いなと思っているかもしれません。では、実際にはどのようなものが「試験研究費」としてこの制度の対象となるのでしょうか。
プロジェクトマネジメント(2) 経営との違いは何なのだ!『2022年8月号Way to The Topより』
前号に引き続き、プロジェクトマネジメントを取り上げます。事業を運営(経営)することと、プロジェクトをマネジメントすることに、大きな相違はないのでは?という問題提起からです。
前号ではPMIという組織がPMBOKというプロジェクトマネジメントの標準化・体系化しており、PMBOK、プロジェクトマネジメント十二の原理原則を紹介しました。
ある種のサービスであるプロジェクトマネジメントの標準化・体系化は、プロジェクトマネジメントの範囲や内容を明確にしサービス品質の向上を促します。またプロジェクトマネジメントを学ぶことにも寄与します。