平成21年度の査察概要

平成21年度の査察の概要について

国税庁より、査察の概要について発表がありました。ポイントは、以下のとおりです。国民として、ほんのできごころなんて、いいわけは通用しません。

査察の場合、有罪率が100%で、今年の実刑判決は、7人でした。100%というのは、異常ではありますが!重加算税、延滞税などをこうりょすると、ちゃんと払った方が、コストは低いです。

下を読んでいただければ、わかりますが、海外に設立した法人にお金を残したりしています。たぶん、口を利いた人たちにお金を大枚払っているでしょうに、払い損ですね。うまい話はないものです。情報がない若しくは、少ないと、「きっと誰かがうまい汁をすすっている」と妄想してしまうものですが、痛い目にあいますよ!

  •  平成21年度に査察に着手した件数は213件
  •  平成21年度以前に着手した査察事案について、平成21年度中に処理(検察庁への告発の可否を最終的に判断)した件数は210件、そのうち検察庁に告発した件数は149件であり、その結果、告発率は71.0%となっています。

主要ポイント

  •  平成21年度に処理した事案に係る脱税額は、総額で290億円、そのうち告発分は255億円です。
  •  告発した事案1件当たりの脱税額は、平均で1億7,100万円となっています。

告発の多かった業種・取引における脱税の手段・方法としては、

  • 不動産業では、取引で得た利益を全く申告しないもの
  • 鉱物・金属材料卸、商品・株式取引及び不動産譲渡では、売上を除外するもの
  • 建設業では、架空の原価を計上するもの
  • キャバレー・飲食店では、従業員等から徴収した源泉所得税を不納付とするもの
  • 人材派遣業では、消費税の申告において、課税仕入に該当しない人件費を課税仕入となる外注費に科目仮装するもの

また、海外に関連した脱税の手段・方法として、

  • タックスヘイブンに設立した関係会社に対して、架空の経費を計上したもの
  • 国内に住民登録をせず、海外居住者を装い、全く申告しないもの

不正資金の留保状況及び隠匿場所

  •  脱税によって得た不正資金の多くは、現金、預貯金又は有価証券として留保されていました。とりわけ、近年、海外での預金等による留保が増加傾向にあります。
  •  脱税によって得た不正資金の隠匿場所としては、現金を缶や段ボールに入れて倉庫内に隠匿していた事例や、金地金を自宅庭の地中に埋めていた事例などがありました。

隠蔽場所

  • 倉庫内に置かれたスチール缶、居宅内に置かれた段ボール箱・菓子箱(現金)
  • 倉庫内の工作機械の隙間に置かれた段ボール箱(現金)
  • 自宅庭の地中(金地金)
  • 倉庫内に重ねて置かれたタイヤの中(真実の帳簿)
  • タンスに収納された衣服内(預金通帳)
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