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孤独 ーどうすればいいのか?ー『2018年08月号Way To The Top』より

若いときには生活の一部として孤独があります。自分が何者かわからず、身体的にも、周りの環境も大きな変化しているのですから、孤独とは日常であり、孤独とうまく付き合わなければなりません。
人生の他のステージにおいても孤独を感じることがあるでしょう。一体、どんな時に孤独を感るのでしょうか。
研究によると、理由なく孤独を感じる、けんかしたときに孤独を感じる、親しい人が死んだときに孤独を感じる、友人との別れに孤独を感じる、怒られたときに孤独を感じる、他の人と比べられたときに孤独を感じる、信頼する者が約束を守らなかった時に孤独を感じるそうです。
孤独は、社会的なつながりが十分ではないという主観的な感覚です。友人とどんなに仲良く言葉を交わし、客観的には孤独とは無縁のように見えたとしても、本人は孤独感で一杯かもしれないのです。


 

 孤独になる以前の私は、孤独になる以前の私のように、語り、思い、論じていた。
 孤独になった後、わたしは孤独になる以前のわたしを捨てた。

 

人手不足 ーどうすればいいのか?ー『2018年04月号Way To The Top』より

現在、中小企業は、人手不足が深刻さを増しいます。なぜなのでしょうか。
確かに、景気は悪くないようです。
2017年は有効求人倍率が1.50倍と8年連続で上昇し、過去最高水準だった1973年以来44年ぶりの高水準です。完全失業率も2.8%と24年ぶりの低水準となり、完全雇用の目安といわれる3%を大きく下回っています。
2017年の日本に訪れた外国人は2,869万人です。2006年では733万人ですから約10年で4倍になっています。その消費額は4兆4千162億円(観光庁発表2018.3.20)です。個人消費の中で大きな割合を占めるまでになっています。沖縄県の入域観光客数が米ハワイの938万人を超え、939万人に達しました。
人手不足に伴う人件費の上昇が消費者物価指数を押し上げています。ドライバーが足りないと話題になった宅急便の3月の運送料は、1986年以降で最高の上昇で、外食やティッシュペーパーも人件費や物流費の上昇分を転嫁し値上がりしています。

ナイス!たばこ部屋 ーインフォーマルなコミュニケーションー『2017年12月号Way To The Top』より

たばこ部屋は楽しい!
「たばこ部屋」といえば、「くさい、きたない、あんなものいらない!=ムダなスペース」ということで、世の中、どんどんたばこ部屋が減っています。喫煙者としては残念なことです。たばこ部屋って、意外と話しやすいし、今ではマイノリティとして連帯感があるので、会話も弾みます。悩みの相談、仕事の話し(社内の噂話、顧客の噂話)、「いま、何しているの?」など、他愛もない話です。執務場所に戻りたくない気持ちをお察しください。

会話の不足!
仕事場では、みなさん、とても忙しそうに働いていますから、気軽に話しかけることもできず。社内でも名前と役職は知っているけど、話したことがないという人が実はたくさんいるのではないでしょうか。おじさん達は、隣の席にいるにもかかわらず、メールでやりとりしていることをけしからんという話しも聞かれます。
もしかしたら、言葉を交わすことが怖いのかもしれません。忙しいそうだし、もし機嫌が悪かったら、もし嫌われたらなど、職場で一日一言も言葉を交わさずにいることすらあるかもしれません。もちろん当人はいつでも話しかけてくれてもOKな状態にもあるにもかかわらずにです。

会話が少ない、インフォーマルなコミュニケーションが少ないことは、イノベーションの促進にとって大きな弊害になります。

文化革命だ! ー組織文化を創る、変えるー『2017年08月号Way To The Top』より

人には、行動パターンがあります。例えば、私は小心者で臆病で「間違えだ!」と指摘されると過剰に反応します。これは、私が小さいころからの経験が積み重ねられた性格です。この性格、性癖は、仕事のやり方にも影響します。お客様から問い合わせがあると、法律、通達をチェックして、事例を調べます。できればズバリそのまんまの事例がないかを調べます。「大丈夫!間違えない。」ところまで調べたいのです。ぴったりとはまらないと気持ちが悪いのです。あとで、「間違っているよ」と言われるのが怖いのです。このような僕が会計事務所の所長ですから、社員には、まず「調べたのか?事例集で確認したのか?調べたの見せてみて!」と粘着してしまいます。
しかし、私は当事務所の社員にも同じようにしてもらいたいと思っています。我々の仕事が独り善がりとなってしまってはいけないからです。このような行動パターンが全社員に浸透すると、それは企業文化と呼ばれることになります。

自動運転は危険2 ー正しい意思決定のためにー『2016年12月号Way To The Top』より

まずは、前回の復習です。人間の思考は、システム1とシステム2と呼ばれる2つの思考で成り立っています。システム1は直感的な思考をおこない、システム2はシステム1の認識や判断を吟味した上で、これを修正する役割を持っています。システム1の特徴は、自分の周囲を常にモニタリングし、自分の置かれている状況を分析し、このままで良いのか、何らかの対応が必要がなのかを瞬時に判断します。システム2は、システム1では対応できないような論理的思考や、自分の振るまいが適切かどうかをチェックします。システム1は常に働き、これを止めることは難しく、システム2は一度に一つのことしかできず、稼働させるには努力が必要です。
多くの場合、システム1が私たちの合理的な判断を歪めます。

自動運転は危険 ー正しい意思決定のためにー『2016年08月号Way To The Top』より

私たちは、自分自身の判断や意思決定をどうやったら向上させられるでしょうか。心理学者にしてノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンは「よほど努力をしない限り、ほとんど成果は望めない。」といっています。彼自身が、「相変わらず自信過剰で、極端な予想をし、計画の錯誤に陥りやすく、その度合いは、この分野の研究を始める前と、実はさして変わらないのである。私が、進歩したのは、いかにもエラーがおこりそうな状況を認識する能力だけである。一方、自分が犯したエラーではなく、他人のエラーを認識することにかけては、大いに進歩したと思う。」と述べています。これだけでも大きな意義があります。
今回はダニエル・カーネマンの研究を少しかじってみます。

みなさんはこんな経験はないでしょうか?
1 前後不覚になるまでアルコールを飲み、気がついたら自分の家の玄関で寝ていたという経験。(私はありません。)
2 引っ越したばかりの時に、気がついたら、引っ越し前の家に向かっていたという経験。(これは私にもあります。)

能力は伸ばせるはず ーマインドフルなマネジャーになろうー『2016年04月号Way To The Top』より

流行のマインドフル
ハバード大学のエレン・ランガー教授は、マインドフルネスの第一人者です。マインドフルネスとは、新しい物事に能動的に気づく心理的状態です。いま、この時に向き合い、状況や全体像を敏感にとらえられ、物事に熱中し、活力にあふれている状態です。
経営者として、マネジャーとして、その様な状態で、会社の経営や統括する部署を運営したならば、きっとみんなが幸せになれるでしょう。

マネジャー やってみて! ー新任マネジャーが企業の将来を左右するー『2015年12月号Way To The Top』より

どれほどの才能に満ちあふれていても、誰にも負けないほどの実績を誇ったとしても、リーダーとして人を引っ張っていくことは、常に学習と研鑽の連続であり、艱難辛苦(かんなんしんく)の末にもたらされるものです。
しかし、昇進というものは、ある日突然に、これまでの実績のご褒美としてやってきます。「期待しているからね!」という言葉が残され、今まで同僚だった者がその日から自分の部下となるのです。新しくリーダーになった者は、その良い成績の故にリーダーとなり、部下となった者は、悪い成績が故に、部下となります。同僚であったときは、上司や会社を批判していればよく、馬鹿を言い合っているだけで、同僚の成績など気にとめる必要もありませんでした。ただ、その日を境に、新リーダーの成績は、成績の上がらない部下の出来不出来によることとなるのです。
昇進することを名誉と思うとともに、部下に左右されることを理不尽と考える者も多くいます。そして、新米マネジャーになってみて初めて解ることがあります。
今回は、新米マネジャーの心得です。

経営者のための自己分析と反省 -ヘンリー・ミンツバーグの材料に!-『2015年08月号Way To The Top』より

前回のおさらい
ヘンリー・ミンツバーグさんの『マネジャーの仕事』を材料に、経営者や管理者の仕事について書かせてもらいました。
要約すると、経営者は、能率的な生産活動を設計し、安定した運用をするとともに、変化する環境により組織を変化させる責務を負っている。管理している社員や関係者の目的に適うように組織をコントロールする必要があるといっていました。この目的のために、 経営者に集まる組織内部と組織外部の情報に基づいて、組織の戦略策定をしなければなりません。この様な重責を担う経営者は、大量の仕事の遂行を強いられていると感じることが多い。負担するペースも厳しく、勤務時間、勤務外の時間であろうと、情報を持っているが故に意思決定をしなければなりません。もしこれを怠れば、組織が動きません。

マネジャーって!『2015年04月号Way To The Top』より

「有能なマネジャーがいれば、業績が良くなるか?」、「YES、NOどっち。」と問われれば、もちろんYESです。どんな状況であっても、有能なマネジャーがいれば、企業は存続し繁栄できると考えます。
一方で、「管理職になっても、余計な面倒が増えるだけ!」とか、「仕事は一人でやった方が楽なんじゃない!」といった話があります。組織が何の変化の必要もなく、ただ昔から続いている仕事(作業といった方が正しい)であれば、マネジメントをする必要などないかもしれません。しかし、そんな恵まれた組織がどれほどあるでしょうか。もちろん一時であればあるかもしれませんが、その様な状況は長くは続くはずがありません。
正しい戦略・戦術があれば、マネジメントは誰がやっても同じなのでしょうか。組織や人を動かすことが甘いものではないことは、この冊子を読んでいる人であれば知っています。どのような組織であれ、戦略と組織能力をマネジメントする必要性があります。しかし、この最も重要な仕事をしているのにマネジャー、管理職、経営者という仕事はなかなか評価してもらえません。この様なことでは有能なマネジャーを見つけることもできず、教育することもできません。
マネジャーの仕事とは、どんな仕事なのでしょうか?